2014年2月20日木曜日

震災記録漫画「ねぇねぇしってたぁ?」原画展 ご報告

こんにちは。
関東に記録的な大雪が降ってから数日。
お住まいの地域は大丈夫でしたか?
被害の大きかった地域の一日も早い回復と、農業をはじめ今後の生活に様々な影響が懸念される方々に明るい道が見つかりますよう、お祈り申し上げます。

さて、3回にわたる雪のせいにしてはいけませんが、
すっかり遅くなってしまいました。
1月末から2月頭に行われた原画展のご報告です。

1月30日㈭~2月2日㈰の4日間にわたり、羽村市生涯学習センター「ゆとろぎ」にて、
三陸こざかなネット(石巻市)が発行している、震災記録漫画「ねぇねぇしってたぁ?」の
漫画原画展を開催いたしました。


4日間の来場者数は、述べ413名でした。
(受付でのカウントですので、実際数はもう少し多いと思います)
お忙しい中、寒い中での、たくさんのご来場、ありがとうございました。

また、震災記録漫画「ねぇねぇしってたぁ?」
全国の手記漫画「いつかおとなになったあなたに」も、
多くの方にお買い求めいただきました。
中には、「以前、この本を買って読んだので、原画展に来ました」とおっしゃる方もいました。

土曜日以外、3日間にわたり、朗読もおこないました。
朗読を聴かれた方々は、漫画で読む震災とはまた違った姿を感じることができたのではないでしょうか。

最終日の日曜日には、原作者中山奈保子さんにお越しいただき、
1時間程度の講演会を行いました。

中山さんはわざわざこの講演会のために作ってくださったパワーポイントの資料を使って、
震災当時の話から、避難所、仮設住宅、自宅再建までの道のり、今現在抱えている問題などを、
飾らない言葉で語ってくださいました。

開催期間中、メッセージや感想などつづってもらうノートを置いていましたが、
多くの方が書き残してくださいました。

中でも、風化させず伝えていきたいといった感想が多かったです。

この原画展を開催した目的として、もちろん「震災を風化させない」「現状を知ってもらう」ということがありますが、「他人事ではない。自分自身や周りの事を今一度考えてほしい。」という思いがありました。
三陸こざかなネットへの一方的な応援メッセージではなく、「自分も伝えていきます」「考えあいましょう」という言葉が書かれ、嬉しく思います。

また、はむら復興サポートに対しても、「このような企画をもっとやって欲しい」「東北への旅行などの企画があれば参加したい」「もっと広報が必要」など、多くの意見をいただきました。
 「いつも、特産品を美味しくいただいています。」といった嬉しい言葉もいただきました。
今後も、青空市や夏祭りでのワカメなどの販売は継続していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回の原画展は、たくさんの方々に関心を寄せていただくことができました。
原作者である中山さんも、「羽村でまた力をもらった」と言ってくださっています。
(中山さんもブログで報告してくださっています。
→「震災記録漫画原画展・読み聞かせ会を開催しました(東京都羽村市)」)

今後も温かな交流を続けられたら、と思います。
 
入口の様子です。
 
 
震災記録漫画 原画パネル
 
 
全国投稿手記 原画パネル
 
 
 
               多くの方が、一枚一枚、丁寧に見て行かれました。
 
 
 
中山さんのご自宅被害の様子や石巻市役所からお借りした写真の展示も行いました。
 
 『3.11キヲクのキロク』2013.3発刊
市民が撮った震災時の写真をまとめたものです。
中山さんの写真も寄稿されています。
ホームページはこちらです→「3.11キヲクのキロク、そして今
 
全国投稿手記「いつかおとなになったあなたへ・・・」
 
オルゴールBGMに乗せて聞く朗読は、胸にしみました。
 
たくさんの方々に来場いただきました。
 
 
中山さんの講演です。
 
中山さんの「ありのままの話」に、耳を傾けています。
 
 

 右も左もわからない中で、なんとか無事終了することができました。
ご協力いただいた方々、ご来場いただいた方々、ありがとうございました。
はむら復興サポートは、「つながり」を大切に、今後も活動を続けてまいります。
よろしくお願いいたします。